産経新聞「近ごろ都にはやるもの」取材掲載

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'2010 11/08(月)産経新聞「近ごろ都に流行るもの」

毛皮リフォーム「時代遅れを一生モノに」
産経新聞社様の取材によって、SANKEI EXPRESS(全国版)産経新聞
に掲載して頂きました!有難うございました。

産経新聞 「近ごろ都に流行るモノ」

毛皮リフォーム
     ~時代遅れを一生モノに~
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バブル期に流行したビッグシルエットのミンクのコート。

リッチなマダムのみならず、ボーナス払いやローンで購入す

る20代OLもいて、ボディコンワンピースの上からゴージャスに身にまとい、

「ブイブイ言わせていた」(死語)ものだ。それから、20年。「時代遅れで着られないけど、すごく高かったから捨てられない」。そんなタンスの肥やしを、今風のボレロや小物によみがえらせると評判の、ブティツクの扉を開けてみた。

(文 重松明子、写真 矢島康弘)



(写真説明:ビジュウの店内。毛皮の状態とニーズに応じて

リフォーム、リメークを決める=千代田区)

帝国ホテルプラザ(千代田区内幸町)の「ビジュウ」。ファー(毛皮)ファッションが大流行しているこの秋、クチコミで人気が広まり、10月だけでも160点ものリフォーム

を受注している。

併設アトリエをのぞくと、再生を待つミンクやセーブルなどのつややかな毛皮が所狭しと吊るされ、熟年の職人が懸命にミシンがけの最中だ。

「納期は、3、4カ月後。生産能力いっぱいの注文をいただいており、私も店番をしながら作業しています」と、社長兼デザイナーの目黒京絵さん。裏地やビーズなどを、海外の問屋街に買い付けし、一般的なリフォーム店にはできない、手刺繍などを駆使した豪華かつガーリッシュなリメークで永遠の乙女心をつかんでいる。

(写真説明:一着のコートから、バック、ストール、財布、ベストを制作中)

取材時に店を訪れていた栃木県の主婦、平沢美代子さん(62)は、

25年前に大奮発したイタリア高級ブランドのミンクのコートをバックやショールにリフォームした。「ミンクのロングコートなんて、今どき恥ずかしくて着られませんが、小物なら嫌味なく普段使いできて大正解。ジーンズにも合うんですよね。お友達に

「どちらの?」とよく聞かれます」

 リフォームの目安はストール5万2500円から、ベスト4万7250円から。

状態やデザインにより変わるが、1着のコートから、4,5点作っても

20万円程度に収まるケースも多いそうだ。

 女性服や小物を販売する「ビジュウ」は創業25年。毛皮リフォームは平成20年、

「暖冬で着なくなった毛皮コートを無駄にしたくない」という顧客の声に応えて始めたそうだ。「縫い目が毛足に隠れてみえない毛皮は実はリフォームに適した素材。

高いだけあってミンクの耐用年数は約70年もあるので、一生モノとして長く使ってほしい」と目黒さん。

(写真説明:ミンクコートから作ったストールを羽織る目黒京絵さん。

リバーシブルで裏は全く違った印象に) 

通常100万円以上はするミンクのコート。利用者はそれらをもてあましているアラフォー以上の富裕層が中心だが、最近は10万円程度の上質な古着を購入して持ち込む「しっかり者」もいるそうだ。材料費を取らずに実費販売している

サンプル品もミンクの小型バック(3万1500円から)などが、

買いやすいお値段で好評という。「良いモノを長く大切に着る洋服の文化を、

若い人にも広げたい」と目黒さん。洋服のリメーク教室を開く構想も持っており、

「目指すはユザワヤの高級版」だそうだ。「早い、安い」の使い捨てファストファッションにも飽きたころ。高価な一着に一生かけて向き合う心意気が新鮮で美しく、

長い目でみればお得にも思える!?

 記者の重松明子さんはとてもお洒落な女性の記者様で、女性ならではの
記事内容が大変ロマンチックであり、ブログの読者などからと「素晴らしい表現!」とのご評価を頂いた思い出に残る記事でした。また産経新聞のカメラ部様は「ファンクラブ」があるほどの実力カメラマン揃いの中で、矢島康弘カメラマンは宮内庁等の重要ショットを担当する方に躍動感溢れるショットをお撮り頂き心より感謝申し上げております。

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